再診(受診2度目)とそのお会計
初診から2週間後の再診。
先の記事に書いたような経過をお話することから始まって、診察内容と処方、および、お会計は次のようなものでした。
「暑くないか?」と尋ねられ、手を包み込んで体温を感じ取られている様子。
「熱いな。まあ、体温を上げるように処方してはいるんだけど……ちょっと薬が効き過ぎ……」
私「あ、効き過ぎもダメなんですか?」
「うん、まあ、処方がドンピシャリだったというのもあるかもしれないけれど、長年患っていたところに、急に薬が効き過ぎるのはよくないから……」
なるほど……悪い状態で長年安定してしまっている体内バランスを、よいバランスに戻す過程で、一時的にバランスを一部崩しては、新たなバランス状態にもっていくような働きかけをするのだろうから(イメージです)、一時的なアンバランスがあまり大きく急激なものだとよくなさそうなのは、なんとなく想像できる。
舌診、脈診をして。
基礎体温のグラフを、最初なので、数か月前までさかのぼってご覧になり……寝込んでいた最悪期のグラフは、サイクルの最初からずっと下がる一方のグラフだったので、
「これは全然ダメだな……」と。そして、しばし沈黙し、処方を考えている様子。
「さて。新しい薬を一つ加えて、全体の量は減らす。分包は薬局がいやがるかもしれないけど……。次は一週間後」
先生、あと、お守りに、トラベルミンをいただいておいてもいいですか? 古いものしかなくて。
「いいよ。頓服で出せたっけなぁ……20錠くらい?」
あ、そんなには……その半分くらいで。
で、カルテも閉じて、診察終了という段階になって、
「もしかしたら、煎じ薬の方がいいかもしれないなぁ……」とボソリ。
煎じ薬だと何が違うんですか?
「自分で煮出して飲むの。そりゃ~、処方を一から組み立てられるから、必要なものだけでぴったりの処方を組めるから」
なるほど、私が薬に反応しやすいタイプのようで、必要なものを必要量だけ組んだ方がいいかもしれないとのご判断のようです。
保険は利きますか?
「うん、利く」
煎じ薬は以前のんだことがあるし、今の生活スタイルなら煎じ薬でも大丈夫です、とお答えしましたが、カルテを閉じたところだったので、次回以降でも……と付け加え。
煎じ薬の場合、調剤薬局はどこでも大丈夫ですか?
「いい質問だね~。私が処方するのは基本的に保険を通ってるものだから、本当はすべての薬局に置いてなきゃいけないんだけど、そうはなっていないのが実情。薬局も在庫かかえなきゃいけないしね。薬局を指定することは禁止されているから指定はしないけれど、煎じ薬を処方するときは、煎じ薬を置いている薬局をいくつか教えてる」
とのことでした。処方箋もらったはいいけど、路頭に迷うのは困るので、ありがたいことです。
今日も診察、ありがとうございました。
本日の処方
漢方は、いずれもツムラの既製の医療用エキス剤
*(1/2量に減量して継続)めまいに処方する代表的なものから1種。
*(1/2量に減量して継続)気を補う代表的なものから疲労や病後の倦怠感に効くもの1種。
*(新規。通常の1/2量)気を補うもので、暑気あたりなどに処方されるもの1種。体が温まりすぎなので、少し控えめにするようです。
* トラベルミン10錠。めまい発作時の頓服用。
(具体的な漢方薬の名前は書くのは控えますね。メニエールの原因も人によって異なり、証が異なる人が同じお薬を飲んでも効かない、もしくは、悪くなる可能性もあるので)
本日のお会計
健康保険で3割負担
病院 420円(再診)
薬局 1380円(漢方薬3種を各1/2量を一回分ずつに分包 x1週間分、トラベルミン10錠……トラベルミンが高かった (>_<))