メニエール病を保険漢方で完治(体験談・回顧録)

産後以来、13年間メニエール病を患ったのち、保険漢方専門医にめぐりあって、完治した体験談・回顧録です。厳密に完治といえるのは天命を全うしたときかもしれないけれど、漢方治療の前後では、体調が根本的に異なり、再発しそうにないし、実際、再発していません。嬉しいことに、メニエール病完治以外にもよい効果がいろいろありました。メニエール等でお悩みの方にご参考になれば幸いです。

初診後の薬の効果

 

初診でいただいたお薬を、その日の昼から飲み始めたところ、服用すぐから,

次のような数々の変化が感じられました。

 

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初診時の内容はこち

前半編

meniers-disease-recovery.hatenablog.com

 

後半編

meniers-disease-recovery.hatenablog.com

 

服用開始初日

服用から15分~30分後、右耳にわずかに耳閉感を感じ始めました。耳閉感というのは、耳が詰まったような感じです。この時点では、お薬変えて、本当に大丈夫かなぁ~?と不安でした。

この耳閉感は、次の服用時間までにはなくなり、でもまた服用すると耳閉感が出る、というのを数回繰り返しました。その後、耳閉感は途切れることなく続くようになってしまい、次の受診まで耳は詰まったままになってしまいました。

 

服用から1時間後、手があつ~くなり、腕の外側から何かがボワ~っと出ている感覚。「何か」というのは、例えると、静電気みたいな感じです。昔、両掌をこすり合わせてから、向かい合わせでバウンスさせるとそこに気を感じるというのを体験したことがあったのですが、そのとき感じたのと同じような感じ。気なんでしょうか? とってもあったかくてぼわ~っと何かが出ている状態になると、不思議と幸せ感が増し……これで初めて、なんとなく良さそうかも、と思いました。

 

服用から2時間後、肋骨のあたりがあつ~くなり、まぶたの裏側や目の周りがか~っとあつい。まぶたの裏側が熱いので、相対的に目の玉が冷たくて、ひんやり感じるほどでした。

 

夕食時には、レタスを食べたときに、複雑な味がして非常においしく感じました。前日も食べた同じレタスだったので、驚いたことをノートに記しています。

 

さらに、夜には、手のひらの感覚の変化に気づきました。触るもの、触るもの、滑らかに感じるんです。

 

服用2日目

翌朝の目覚めは、いつものなんとなく浮ついたような空回りしているような感じ(うまく言えないんですが、意味もなくアゲアゲな感じなんです)がなくなって、地に足がついているような穏やかな感じ。いつもの倦怠感がまったくありませんでした。寝起きの顔つきも、いつものキュッと上がった感じから、ボワッと少し緩んだ感じ。夜中も一度も目が覚めず。しかし、朝の食欲はハタッと落ちて、まったく食べる気になれない。

 

朝の散歩に出かけるとき、靴下を履いて気づいたのは、足の裏の感覚の変化。前夜の手のひらの感覚の変化と同じです。

 

朝の散歩中、私の嫌いなトカゲがシュルシュルっと目の前を横切り、驚きはしたものの、それまでだったら、驚いたり、怒りの感情が出たりすると、おへその上あたりから喉元を抜けて首の後ろまで火柱が上がるような感覚があったのが、まったくなかったことに拍子抜け♪ この火柱が上がると、翌朝の首から背中にかけてのコリが一層ひどくなって、疲労感が増していたんですけど、それがないのはとても体が楽ですね。以降、火柱が上がることはないままです。

 

夕食時には、きゅうりを食べたときに、また、複雑な味がして非常においしく感じました。野菜嫌いの私が野菜をこんなにおいしく感じるなんて! しかし、残念なことに、こうやって野菜をおいしいと感じた瞬間は、以降、しばらくなくなってしまいます……ずっと続けばよかったのにと思いました。

 

服用3日目

翌翌朝は、首から背中にかけてのコリがなくなっていました。メニエールより前から何十年と続いていた、寝起きに、首から背中にかけて分厚い鉄板を背負っているような感覚が、まったくないなんて! 分厚い鉄板がこんなに簡単になくなるなら、もっと早く漢方治療をしていればよかったとつくづく思った瞬間です。

 

服用5日目

基礎体温が、3分ほど急上昇。ぐるぐるめまい発作を起こして寝込んでいたとき以来、体温が、低温期よりもさらに低くなっていく一方だったのが、です。2週間後には1か月来なかった月経が復活し、体温推移も低温と高温の二層に戻りました。

 

このころの体調は、まだ、日によって一進一退で、朝に家族を送り出してからもう一度横になる日もありました。

 

一方で、ひと仕事する度についていた溜息がなくなったなぁと実感するようになりました。ただ、まだ気力が出なくて。買ってきた栗の皮むき(根気のいるメンドクサイことですね (^^ゞ)に手を付けられなかったり、家族でボードゲームをしていても、簡単なものなら大丈夫でも、複雑につきつめて考えなければならないもの(例えば、『スコットランド・ヤード』)はできなかったり、といった状態でした。

 

また、新たに、食後、まるで意識を失うように眠ってしまうようになりました。朝昼晩関係なく、食後1時間後くらいに眠気やだるさが出て、ずるっと横になっていると……気が付いたときには、子どもを放ったらかしで、すでに30分~40分眠って目覚めたときなんです。食後に家族でボードゲームをやっていた最中にも、いつのまにか眠ってしまっていたことがありました。息子の「眠ってるし…」という声がうっすらと聞こえているものの、起きられないんです。この状態は2~3週間続きました。

おそらく、いただいていた漢方薬が、脾胃(消化吸収機能)に働きかけることで気を補うものだったので、それまでよりも、食後の消化吸収にエネルギーが集中するようになって、眠ってしまうようになったのではないかなと思っています。

 

服用10日目

メニエールの発作後の寝込んだあたりから始まっていた「もの探し」。しばらくなくなっていたと思ったら、またありました。ちょっと前まで使っていたものがどこかに行ってしまうんです(泣)。手帳だったり、お薬だったり、いろんなものが。置く場所って通常は数か所の限られた場所なのに、その辺りを探しても見つからず、あちこち探し回るというのが、体調が最悪だったときには異常なほどに頻繁にありました。

あとで知ったんですが、これも『気虚』の人に見られる物忘れなどの症状みたいです。当初は異常なくらいもの探しをしていたのが、減ってきたなと思っていたのに…… 

今回の探しものは、仕事の書類でした。少しずつ体調が上向きだったこともあって、お仕事を少しずつ始めたのですが、大切な契約書がない! ない! ない! ない! 仕事人失格だなと自信喪失です… 

幸い、翌日に契約書は見つかり……まだまだ無理は禁物だなと自分に言い聞かせ… 

(もっと後になって知ったのですが、気虚ってそんなに簡単に治るものではなく、多くの場合、最低でも半年から1年かかるんそうなんです)

 服用13日目

朝、家族を送り出してから、やっぱりだるくて横になってごろごろと読み物をしていたのですが、ふと寝返りを打ったときに!

 

あっ! ぐるぐるめまい発作だ(@_@;)

 

天地左右がわからなくなる恐怖の回転性のめまいが来てしまいました。自分がどっち向いてるかわからなくて怖いんです。う~、視界が揺れるから気持ち悪い・・・このままじゃ吐く……泣。でも、目をつぶっても頭がぐらぐらして気持ち悪い・・・吐きそう……恐怖で血の気も引いてきて、脂汗が……

トラベルミンどこにあったっけ……あ~、動くと気持ち悪いけど、このままじゃあ気持ち悪いまま……目をつぶって這ってトラベルミンを探し当て、なんとか飲んだものの今回はあんまり利かない(''_'')

しかたないから、眠っちゃおうっと思っても、なぜかそのときは眠れず……

 

結局、半日ほどめまいが続いて、その後、ハタッと食欲がなくなり、まるでコンピュータが強制終了されたように、いろんな身体活動が止まってしまいました。せっかく上向いてきたのに、振出しに戻ったような感じです。 

ただ、ぐるぐるめまいが来るときは、詰まった耳が抜ける前兆のことが多いので、明日以降で耳閉感がなくなるといいな……

 

 

以上のように、いろいろな変化がありましたが、総じて良い方向に向いている感触がありました。自分で選んでのんでいた市販の漢方薬は、合ってなかったんだなぁと、つくづく思ったのでした。

 

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