メニエール病を保険漢方で完治(体験談・回顧録)

産後以来、13年間メニエール病を患ったのち、保険漢方専門医にめぐりあって、完治した体験談・回顧録です。厳密に完治といえるのは天命を全うしたときかもしれないけれど、漢方治療の前後では、体調が根本的に異なり、再発しそうにないし、実際、再発していません。嬉しいことに、メニエール病完治以外にもよい効果がいろいろありました。メニエール等でお悩みの方にご参考になれば幸いです。

初診 (2/2) 漢方の『四診』と初診のお会計

 

初診(1/2)からの続きです……

 

これまでの履歴をひと通りお話したところで、お腹を診せてください、と言われました。お腹に症状はないのに、です。どういうことかというと……

 

 

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漢方の『切診』のひとつ、『腹診』ですね。症状がお腹にない場合でもお腹を触診するので、漢方を知らない患者さんは、セクハラなんじゃないかと疑心暗鬼になると聞くことがありますが、一見お腹と関係なさそうな症状でも、腹診は行います(必ずではありません)。

 

お腹のあちこちを押しながら、「ここ痛いでしょ?」「ここは?」

 

続いて、舌を診せてください、と。『舌診』です。あっかんべ~のように舌を出して。そして、舌の裏も診せてください、とのことで、舌を上に上げるようにして裏返し。

 

最後に『脈診』。これも『切診』のひとつ。しばらく静か~に脈を感じ取っていらっしゃる様子。 

 

首題の『四診』とは、脈診や腹診などの『切診』(触ってみることによる情報)、私が入室したときから先生が私の様子を観察されていた『望診』(視覚的な情報)や『聞診』(聴覚的な情報)、『問診』(そのままですね)の4つです。

 

いよいよ診断です。

 

「漢方もいろいろ考え方があるけれど、『気・血・水』で説明すると、主に気虚。瘀血も少しあるから血も巡らせたいけど、めまいがあるときに血を巡らせるとめまいが酷くなっちゃうからなぁ……」とのことで、まずは、『気』を補うことに主に注力してくださるようです。13年もの間にこじらせてきているはずなので、じっくり、少しずつ複雑なもつれを解いて行きましょうとのことでした。

 

『気』は、エネルギーのようなものとか、自律神経で説明される事柄、もしくは、ホルモンなどの内分泌がらみで説明される事柄に近いものという説明がよくされます。ちなみに、『血』は、血液。『水』はリンパ液など血液以外の体液。どれかが不足していたり、巡りが悪かったりすると、様々な症状がでるので、補ったり、巡らせたりしながら、いい状態でのバランスを取り戻す治療を行います。

 

あと、基礎体温グラフを、次回から持ってきてくださいとのことでした。

 

本日の処方(初診)

いずれもツムラの既製の医療用エキス剤

*めまいに処方する代表的なものから1種。

*気を補う代表的なものから疲労や病後の倦怠感に効くもの1種。

(具体的なお薬の名前は書くのは控えますね。メニエールの原因も人によって異なり、証が異なる人が同じお薬を飲んでも効かない、もしくは、悪くなる可能性もあるので)

 

本日のお会計(初診)

健康保険で3割負担

病院 1050円(初診料含む)

薬局 1760円(漢方薬2種 x2週間分)

 

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